初めてのエギングロッドの購入は、どのようなものを購入すべきか、とても悩むものです。最近のエギングロッドは種類が多くなり過ぎて、エギング入門者はチンプンカンプンです。そこで、エギング入門者に向けてロッドの選び方をアドバイスします。
軽量ロッドを選ぼう
連続するジャークアクションが基本となるエギングは、腕への負担の大きい釣りとして知られています。そのため、軽いロッドでないとすぐに腕を痛めてしまうことがあります。エギングロッドで軽いと判断される重量は、110g以下からになります(8ft3in)。そのクラスのロッドになると、実売価格で最低でも1万5千円程度となります。それでも高いのであれば、せめて130g程度のロッドにしましょう。そのクラスであれば実売価格で8千円程度に抑えられます。ちなみに、3千円クラスは180〜200g程度が多いです。ダイワの最軽量ロッドは、8ft3inで89gとなります(定価4万2千円、2015年9月現在)。
長さは8ft3inがベスト
ロッドの軽量化を図るのであれば、短いほど体積が減って軽くなるし、持ち重り感がなくなるものです。しかし、あまり短いとエギのキャストでの遠心力が効かないし、足場の高い釣り座からのエギングに支障を来すことにもなります。場所や環境を問わず、最も順応できる最短の長さは8ft3in程度なので、まずはこの長さのロッドを選ぶようにしましょう。
硬さはM(ミディアム)がベスト
エギングロッドの硬さの表示は、以下のようになります。
適合エギ | 特徴 | |
L(ライト) | 1.5-3.0 | シーズン序盤、小型エギにしか反応しない小イカ狙い向き。 |
ML(ミディアムライト) | 1.8-3.5 | アクションよりも、腕の負担の軽減やイカの掛かりを優先。 |
M(ミディアム) | 2.5-4.0 | 小型から大型までこなせるオーソドックスタイプ。 |
MH(ミディアムハード) | 3.0-4.5 | 大きめのエギを駆使して、大型アオリイカを狙いたい時に有効。 |
H(ハード) | 3.5-5.0 | 2㎏オーバーのモンスターアオリイカの出る離島向き。離島は水深と流れがあるので、エギも大きくなります。 |
日本国内のほとんどの釣り場であれば、アオリイカは大きくても1㎏程度だし、小型イカを専門で狙うようなことはさほどありません。そのため、最初の1本は小型から1㎏級までを安定して狙うことのできる、M(ミディアム)クラスがオススメです。